ケガ後の身体は運動療法で機能回復を
痛みや不調が取れればそれでいい。と感じる方もいらっしゃいますが、症状を緩和するだけでなく、身体を少しでもケガ、病気以前の状態に戻さないと、以前はなんでもなかった運動や行動でケガの再発や新たなケガの発症につながりやすくなります。
そうならないためにも、身体に不調をきたしたら、セルフケアや施術の一貫で運動療法を行いましょう。
運動療法を受ける方によくある症状
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捻挫をした後から足を挫きやすく
なった -
肘をケガした後から腕がしっかり伸びない気がする
-
長期固定をしてから足首が硬く
なった -
太ももの肉離れをした後から階段昇降で息がすぐ
上がる
運動療法ってどんなことするの?
接骨院で主に行う運動療法とは、ケガの受傷から治癒までの過程で一時的に低下してしまった筋力や身体の柔軟性、バランス能力をケガをする以前の状態へ回復させることを目的とします。
【なぜ運動療法が必要なのか】
ケガによる一時的な身体の能力低下を施術の過程で回復させずに残してしまった場合、ケガの痛みや身体の不調が改善したとしても、本来もっていた身体の機能が元の状態まで回復しておらず、これが自然に回復するまでの期間ケガの再発や、新たなケガの発生、日常生活における支障などが出現するリスクが高まってしまいます。
このリスクを少しでも低くし早期社会復帰を目指すため、運動療法による機能回復が重要なのです。
例えばスポーツ中に足首の捻挫をしてしまい、数日の固定と運動の中止、安静を指示されたとします。
たかが数日と考えがちですがこの数日間でも運動機能には変化が起きていて、ケガをする前には30分マラソンをしても疲れなかったものが、
・20分走ると疲れてしまう。
・サッカー中の競り合いで少しの力で身体がよろけてしまう。
・ボールをコントロールしようとしても足首が柔らかく使えずミスをしてしまう。
・バレーボール中、ブロックのためにジャンプをしたら、今まで届いたいたはずの高さまで到達できない。
・テニス中ボールを追うために左右の切り返しをしようとしてもワンテンポ遅れてしまう、それどころか上手くストップできず足が滑ってしまう。
などケガによる離脱で生じた微妙な変化が運動に大きな影響を及ぼしてしまいます。
この状態での運動を開始することは、以前ならケガをするようなことのない動きや環境でのケガの再受傷や新たなケガの発生の引き金になりえます。
【運動療法ではどんなことをするの?】
ケガをしてしまった後の治癒するまでの期間、施術だけを行うのではなく、症状の経過に合わせて次のようなことをおこなっていきます。
・ストレッチによる関節可動域訓練
・不安定な足場の上でのバランス訓練
・チューブやゴムバンド、自身の身体を使った筋力トレーニング
・その場足踏みでの歩行訓練
・適切な身体の使い方を身につけるための運動指導
等
運動療法の内容は、ケガをした部位、施術の期間、スポーツ種目、仕事内容、生活習慣など環境によって多種多様に変化するものなので施術者との連携のもとで機能回復を目指しましょう。
運動療法の効果とは?
週に1回、30分の施術を受けるとしても、残りの多くの時間は自分自身で管理することになりますよね。
そこでケアを怠ると、施術の効果を大きく減少させてしまう可能性もあります。
できれば、施術の効果を高めるためにも、自分でもセルフケアを行っていきたいですよね。
こちらでは、症状の改善だけではなく予防にも効果的な「運動療法」について詳しくみていきましょう。
【運動療法とは?】
運動療法とは、障害や疾病の治療や予防のために運動を活用することです。(Eヘルスネットより)
運動療法といえば以前は「糖尿病、高血圧、脂質代謝異常の改善、予防」や「脳卒中のリハビリ」で 使われることがほとんどでした。
しかし、現在では疾病や病気だけではなく「体調の改善」「ケガの予防」「ストレスの解消」といった目的でも運動療法は 活用されています。
運動療法という言葉だけを聞くと何か特別な運動や大変なメニューをこなさなければならないのでは?と思ってしまうかもしれませんね?
でも実は、歩く、しゃがむ、立ち上がる、手・腕を上げる、荷物を持ち運ぶ。そんな日常での動きも立派な運動なのです!
そんな日常の動きからもケガの予防や改善、身体の可動域回復、身体の健康維持・増進を目指せます!
始めは日々の日常動作に一工夫するだけのような簡単な運動からスタートし、徐々に運動レベルを上げていきましょう。
ですので、運動、運動と思い込まずに、普段の生活動作から少しずつ運動というものに慣れていき自分の身体のケアを出来るようにしましょう!
【運動療法ではどういうことをするの?】
・運動
「運動」がメインとなるのですが、同じ運動でも「有酸素運動」と「無酸素運動」に分けられます。
・ 有酸素運動
→しっかりと呼吸をしながら行う、比較的強度の低い運動となります。
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、体操などはお手軽な有酸素運動で、道具もいらず、お金もかからないというメリットがあります。
脂質や糖質をエネルギー源として使うので、「高血圧」「高血糖」「脂質代謝異常」の改善に効果的です。
また、全身運動になりますので「ストレスの解消」や「血流改善」の効果も期待できます。
・無酸素運動
→酸素を使わず行われる、負荷の高い運動になります。
筋力トレーニングなども含まれ、「ケガによって弱った筋力の回復」や「高齢者の転倒予防」などに効果的です。
・ストレッチ
ストレッチは筋肉を柔軟にするための運動となります。
「ケガの予防」「疲労の回復」に効果的です。
また、ストレッチを行うことによって、運動が行いやすくなりますので、運動前のウォーミングアップや、 疲労を抜けやすくするためのクールダウンとしてよく用いられます。
筋肉を無理に伸ばそうとすると、逆に痛めてしまう可能性もあります。
息を止めないようにしてゆっくりと伸ばすのがコツとなります。
【接骨院における運動療法の効果】
・ケガの予防
日頃からストレッチングと運動で筋肉の柔軟性、筋力をつけておけば、ケガの予防になります。
突発的で防ぎようのないケガももちろんありますが、筋肉の硬さや筋力不足からのケガは 普段からの運動療法でリスクを下げることが期待できるのです。
・スポーツ現場や仕事現場でのパフォーマンス向上
正しい身体の使い方を身につけることでスポーツ現場でより良い結果につながる、仕事現場で効率の良い仕事運びが出来るなど、身体の使い方を身につけることで今よりも高いレベルでのパフォーマンスを可能にすることが期待出来るのです。
「運動は身身体にいいと分かっていてもなかなかできない…」 こんな風に考えている方は多いと思います。
確かになんとなくでは始めるのも億劫だし、モチベーションも保ちづらいですよね。
ただ、運動療法にはメリットがたくさんあるので、ぜひ色々なアドバイスを受け、続けて欲しいのです。
ここからは接骨院で行う運動療法だけではなく「さまざまな運動療法の効果」を紹介していきますので、ぜひ運動をしていく上での モチベーションにして頂ければと思います。
【さまざまな運動療法の効果】
・生活習慣病の改善、予防
・生活習慣病の改善、予防
高血圧や糖尿病といった生活習慣病の主な原因は、肥満、過食、運動不足になります。
まずは運動によってエネルギーを消費することによって、肥満の解消が期待できます。
また、毎日の運動によってインスリンの働きが改善できるばかりか、運動自身体に糖を消費する効果もあります。
加えて運動には血圧を安定させる効果もありますので、定期的な運動は「生活習慣病の改善、予防」 につながるのです。
・ストレスの発散
運動には身体の機能を高める効果もありますが、気晴らしにもなりますので、ストレスを発散する効果も期待できます。
・疲労の回復
運動やストレッチを定期的に行うことによって、全身の血流が改善されます。
老廃物の排出も促されますので、疲労の回復効果も期待できるのです。
また、運動による心地よい疲労感や、ストレス発散によるリラックス効果で睡眠の質の向上が目指せます。
疲労もしっかり抜けて、睡眠の質もよくなるので、仕事のパフォーマンス向上にも繋がります。
ゆうし接骨院の【運動療法】アプローチ方法
ケガによる現場離脱から回復後の肉体労働、スポーツ・社会復帰へ向けさまざまな方に運動療法は施します。
当院の運動療法は、その人が本来持っていた身体の能力値に近づけることを目的としています。
これは、回復後まもなくして元の運動量に対応しようとして、回復したケガの再受傷・新たなケガを起こしてしまうケースがあるためです。
ケガをする前の運動量に対応するための体力・筋力・作り、また身体のバランス能力・リカバリー能力・ステータス・ポテンシャルを高めるために運動療法、トレーニングを行っています。
運動療法は、器具や道具を使用せず、自身の身体だけで出来るものから、器具・道具を使用したもの又強度も簡単なものから本格的なトレーニングに近いものまで幅広いバリエーションにて行います。
また院長自身が過去に「水泳」や「バスケットボール」の指導員、「キャッチバレーボール大会救護」「剣道大会救護」等を行うなど、いくつかのスポーツに携わっていました。
その経験や知識を活かして、患者様に対して運動時の身体の使い方や予防のアドバイス等も行なっています。
よくある質問 FAQ
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- どのような服装で行けばよいですか?
- 当院では必ずしも激しい運動をするわけではないので、普段のご来院時と同様の服装で問題ありません
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- 施術時間はどれくらいですか?
- 運動療法だけを行うのではなく、施術の一環ですので、症状により10分~20分とお考え下さい。
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- 運動療法が行えない場合はありますか?
- ケガをして間もない状態では行わないことがります
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- どれくらいの間隔で通った方がよいですか?
- 運動療法だけを行うのではなく、施術の一環ですので、出来る限りこちらの指示に合わせて頂きたいです
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- 自分にあった運動療法をアドバイスしてくれますか?
- 患者様一人一人に無理なく行える運動をアドバイスさせていただきますのでご安心ください
著者 Writer
- 院長:室伏 勇志(むろふし ゆうし)
- 1986年7月18日生まれ 東京都出身
血液型:B型
【経歴】
日本大学鶴ヶ丘高等学校卒業
東京医学柔整専門学校卒業
東京福祉大学社会福祉学部社会福祉学科卒業
【資格/所属】
柔道整復師
柔道整復師専科教員
柔道二段
社会福祉主事
椅子ヘッドセラピスト
本柔道整復師会会員
東京都柔道整復師会会員
日本柔道整復接骨医学会会員
日本ヘッドセラピスト協会
【趣味/好きなこと】
旅行、スポーツ・レジャー、音楽・映画鑑賞、漫画・ゲーム等
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